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zoom RSS ラフカデイオ・ハーンのような人

<<   作成日時 : 2010/10/19 21:45   >>

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1週間ほど前、近くの芭蕉記念館で、芭蕉の忌日である
時雨忌にちなんで毎年催しが企画されているということで
出かけてきました。

今年は、俳文学の研究者であり、
ご自身も俳人として句作をなさる
―青眼(せいがん)という俳号もお持ちですー
信州大学のフランス人の先生の講演でした。
この方は、高校生の時に、来日した折、
芭蕉の句に出会ったために、日本に住み、
俳文学を生涯の仕事にする人生に変ってしまったと
(それまでは、ボードレールの詩が好きで、詩人に
なりたいと思っていらしたとか)
いうドラマチックな?人生を送っている方で、
見事な日本語で芭蕉論を話されました!

西洋の文学との比較という観点から、
独自の「おくの細道」論を展開され、
時間と空間に対する認識について
西洋と東洋の相違や共通点といった、
ユニークな発想のお話を楽しくお聞きしました。

芭蕉が入口だった俳文学も、後に一茶に傾倒していったという
青眼さんは、現在一茶の故郷長野県に住み、そこでの日本人の奥様と
娘さんとの生活と、日本の俳文学をこよなく愛していらっしゃって、
明治のころ、日本をこよなく愛した
「ラフカデイオ・ハーン=小泉八雲」の現代版という感じの方でした。

講演の最後に、「日本語は、少ない言葉で多くを語ることのできる
省略と余情の美を持った言葉です。世界でもまれなことです。」
その美しい言葉と文学を大切にしてほしい。」
とおっしゃった言葉は心にしみました。
(ハーンが、「日本の面影」という著書の中で日本のことを
礼賛している様にも似たものを感じました)

こんな風に日本語やその文学・文化をこよなく
愛しんでくださる外国の方に出会うと、うれしく思います。
と同時に、
私たち日本人が母国の言語や、文化をもっと大切にして
いかなければと改めて思う、そんな日でした。

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