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<<   作成日時 : 2011/08/16 19:47   >>

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今回の流派の浴衣・
帯は、男の踊りなので後見結びに

画像


達喜会
お蔭様で無事終了いたしました。
極暑の中、お出かけ下さった方々
本当にありがとうございました。

会を主催して下さった師匠、
当日舞台を支えて下さった地方さんや後見さん、
お手伝いの方々に心から感謝いたします。








私の「浦島」に関しましては、
一番の心配だった二枚扇のところも
失敗せず、何とか無事に踊り終えることができ、
ほっとしています。
プロの舞踊家さんも避けたがる
お扇子扱いの難しいと言われる演目で、
その上、下浚いで失敗していましたので、
今回ほど会の前に、
「舞台に立つのが怖い」と
感じたことはありませんでしたから。

でも、本番は無我夢中で踊って、
内面的なところを表現するまでには・・・
と思っていた私に、思いがけなくも
「浦島の世界観を出している」
身に余るほどの言葉をいただきました。

姉弟子のあやさんのお知り合いで踊りをやっていらっしゃる方
が達喜会の感想をメールして下さった中に私の
踊りについても感想も書かれているとのことで
あやさんがその部分を送って下さったのです。
 
こういうコメントをいただくと
「稽古は裏切らない」と言う言葉が
心から真実だと感じれたりもし、励みになります。

「浦島」の踊りの真髄ともいうべき
「世界」や「風」「ゆったりとした風格」そういうものが
ややもするとお扇子の扱いに気を取られて
おろそかになってしまうということが、心配なところでも
ありましたから 「世界観を出している」
という言葉は身に余るものですが、
身に余るものでも、多少でもそれが感じられたとしたら
「最後のあがき」が少しは何かの足しになったのかもしれないとも
思います。

下浚いで失敗(詳細: http://yukiya08.at.webry.info/201108/article_1.html)した後に
この踊りを踊る上で何が一番大切なことかという
ことを改めて達也先生からお話いただいて、
もう一度、踊りの原点にかえらなければと
舞踊全集の解説を読み直したり、国立の視聴室で「浦島」
のビデオを見て、どういう「風」で踊るべきなのかと
少しでも何か「浦島の踊り」を自分の中で
創ろうとしたり、始めの部分を海辺をイメージしながら
踊り出すようにしたりと今更ながらの最後の「あがき」や「もがき」をしました。
もしかすると、それが無意識の中ででも踊る上で何かの「足し」に
なったのかもしれません。

変に下浚いでうまくいっていたら、
一番大切なことについてそういう最後のあがきをやらずに舞台に
望んでいたかもしれない。
やはり「下浚い」の失敗は
意味のある大切なお稽古の一つだったのかと
今だから思えます。(すごく苦しいことですが)


こんな風に真剣に会を見てくださっている方が
いることも忘れずお稽古にも励みたいと決意を新たにする
思いです。

----------------------------------
ところで・・・・

浦島の二枚扇子については、本番当日
浦島ならではの?後見さんとの面白いやりとりがありました。(^^)

当日の朝、開場前の舞台でそれぞれが場当たりをしていると
浦島の後見をして下さる方が私のところに来られて、開口一番

「浦島のお扇子は落としても大丈夫ですよ。
私が拾いますから、かまわず踊り続けて下さい。
替えのお扇子もすぐにお渡ししますから心配しないでください

(大きな字になっているのは、そういう感じで勢いよく
いわれたからです^^;)

*この演目では二枚扇子を投げたりまわしたりするときに落とす可能性があるため
後見さんが、替えのお扇子を持って踊り手のそばに待機することになっている


それが後見の役割なんですと言う感じの勢いと
真剣さにやや圧倒されつつ
「あ、はい。それではよろしくお願いします。」
と答えましたが、
取りようによっては、これから踊る人に
「落とす」ことを前提にしたみたい・・と感じられる方もいるかもしれませんが、
「踊り手に少しでも安心して踊ってもらえるように」
という心遣いで一杯の一生懸命さがひしひしと
伝わってきて、後見さんのその心意気がありがたく感じられ、心が和みました。
その言葉で本番前に、ぴりぴりに張り詰めて場当たりをしていた
心が多少ほぐれたのは事実です。
少し気が楽になったような気もしました。

そして、下浚いの時の後見さんの張り詰めた様子を思い出しても、
その日の朝の言葉からしても
踊り手だけでなく、後見さんにとっても大変な演目なのだと言うことを感じました。

日本舞踊は後見さんによって支えられているということは、初舞台を踏んでから
実感していることですが、今回の演目で踊り手の大変さも共有して
いるような形で支えて下さっているとまた深く実感した気がします。

師匠や同門の方だけでなく、後見さんに支えられ、
舞台を観に来てくださっている方々に励まされ
いろんな人の力で踊り手はまた舞台で踊り続けることが
できるのだと改めて感じた会でした。

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
とても素敵な浦島だったようですね。
無事の終演、おめでとうございました!!
一つの終演は、次の開演へのプロローグ。一休みなさったら、また次を目指して頑張って下さいませ!!
星子
2011/08/16 20:17
初めてコメントさせて頂きます。
直接お伝えしたい想いだったのですが、ズカズカ行ける状況でなく…絢也さんを頼ってしまいました。
本当に先入観なく、拝見した感想なんですよ!

「類は友を呼ぶ」という言葉通り。
素敵な同士(ここでは同志かな〜?)、日本舞踊を心の芯としてあらゆる現場でご活躍される方達ばかりだろうな…と羨ましく感じております。

私も皆様に刺激を受けました!!
素晴らしい機会を、ありがとうございました。

坂東賢悠
ましゃ
2011/08/17 14:10
星子さま
ありがとうございます。会の前の暖かい励ましの 言葉も舞台で踊り通すパワーになり、無事舞台を終えました。今後ともよろしくお願いいたします。

賢悠さま
私のブログにもお越しいただいて、改めてのコメント本当にありがとうございます。
踊りに真摯に向かっていらっしゃる方が、大変真剣に私たちの舞台を見てくださっての感想。ほんとに
感激いたしました。これを励みにこれからも
お稽古に励みたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
yukiemi
2011/08/17 22:04

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