床山さんのおまけ

床山さんの話を書いていたら
数年前、とある美容室でのできごとを思い出した。

髪型の話の流れで私が踊りをやっていることを
いったときに、
男性の美容師さんから
「一度、床山にならないかと知人から
勧められたことがあるけど、
あれってなんかじみ~で退屈そうな仕事だから
断ったんですよ。
基本的に男の人しかできないんでしょう。。
ああいう仕事やっている人て普通じゃない人
が多いんじゃない?」と
偏見はあるけれど、その世界を知らない人たちだと
こういうものかもしれないという質問を投げかけられ、

「いいえ、それは違います!」

を始めに、
私はここぞとばかりに、その美容室にいる間、
歌舞伎・日本舞踊やそれを支えている職人さんが
いかにすばらしいかということや、
その世界にいる人々は、普通の人であるということや、
後継者不足がいかに問題であるかということを
(そのためもあって、現在では、女性を受け入れる
床山さんもいるそうです。)
とうとうと力説し、しまいには、
一度歌舞伎を見にいくといいとまで言ってのけた。(笑)

きっと迷惑な客だったと思うが、(^^;)
その美容師さんは、そこは相手がお客ということもあって、
意外ときちんと話を聞いてくれて、
社交辞令かもしれないけれど、店を出るときに
「いつか一度、歌舞伎見にいってみます。」
と言ってくれた。
実行してくれてるといいなあ。
そして、少しでも日本の伝統芸能の世界に対する
意識が変わってくれてるといいなあ。

歳の瀬のあわただしいときに、ふとそんなことを
思い出した。

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